楽園音楽祭2000 in SHIDO

 At 香川県志度町野外音楽広場テアトロン on 2000.7.29

 

 

〜ダンス!ダンス!ダンス!な一夜〜

 

 

<セットリスト>

M1:AMAZING GRACE M2:NO! NO! Lucky Lady M3:月光列車(ムーンライト・ロコモーション) M4:Northern Lights〜輝く君に〜 

M5:Goodtimes & Badtimes M6:僕はピアノが好きなんだ M7:9月の海 M8:さよならの足音

M9:素敵なWink Cat M10:今年の夏こそは M11:村長さんの娘 M12:おらが鎮守の村祭り 

13:愛が止まらない(with 相田翔子) M14:ナチュラル〜抱きしめてこのままで〜(with 相田翔子) 

15:RUNNING M16:流星物語 M17:Get Up My Soul M18:Goin Back To 1981 M19:今夜だけきっと  

EC1:ブルー・シャトー EC2:バン・バン・バン EC3:好きさ好きさ好きさ EC4:シーサイドバウンド EC5:クレイジー・ラブ EC6:夢伝説 EC7:Stars

 

 

◆ はじめに

 

待ちに待った、志度。毎年、行かれる環境ではなかった私は、ようやく今年、行くことができる状況になった。初参加であるものの、芝生席を選択。志度行きの準備も整え、当日を迎える。心配していた台風の影響による雨も、当日には降水確率も下がり、少し安心。高松空港についたときは、重たい雲もみうけられ、雨が降りそうな予感…が、漂っていたが、時間が経つにつれ、重い雲も晴れ、絶好の野外ライブ日和となった。

 

芝生席を取っていたものの、諸般の事情から(詳しくは番外編へ)会場についたのは、開演予定時刻(18:00)の15分ほど前。そんな時間とあっては、良さそうな場所は、ほとんど埋まっている状況。PA席真後ろの、ど真ん中の位置が、若干空いていたので、そこでみることに。ただし、PAのテントがあるため、ステージと海を一緒に見渡せる環境ではなかったが、ステージの全景は、視界にしっかりと入る場所だった。

 

ちなみに、本会場は、半円状になっており、ステージ背面は瀬戸内海。ステージが最も低い位置にあり、客席が階段状になっていて、お客さんは、ステージと瀬戸内海を一望出来るようになっている。なお、芝生席は、指定席の後方にある。

 

 

◆ ア・カペラで幕開け

 

18:20分頃(まだ照明はいらないほど、明るい状況)、下のほうの客席から歓声が沸き起こる。この声で、メンバー登場か?と思うが、どこから出てきているのかわからない。すると、要さんの声が聴こえてきた。要さんは、マイク片手に、「AMAZING GRACE」を歌いながら、ステージ上手(ステージ向かって右側)から、登場。場内は拍手喝さい。歌いながら要さんは中央に立ち、1フレーズ歌ったあと、健ちゃん、柿沼さん、VOHさん、寺田さんが順に、1フレーズ歌いながら登場。全員が中央に勢ぞろいし、5人のハーモニーが響き渡る。正直、意表をついたオープニング。ア・カペラを披露した後、「NO! NO! Lucky Lady」。「ア・カペラ後に、いきなりこうきますか!」と、またしても、意表をつかれ、一気に盛り上がりモードに突入。友人達と共に、通路に出て踊るが、スタッフに注意され、引っ込む(笑)。この後も、体を動かす楽曲が続き、まさに野外!という空間が堪能できるような状況になる。

 

4曲演奏後、「Are you happy?」と、要さんが声高らかに、客席に投げかける。客席が、「イエ〜イ!」と応えると、「イエ〜イじゃないんだよね〜」と要さん。メンバーに順に、「Are you happy?」と訊いていく。まるで、アルバム「STARS」のエクストラに収録されている場面を、生で見ているようだった。すると、下の客席から、大歓声が。ステージ前方がよく見えない為、何が起きているのかが、わからなかった。しばらくすると、要さんが、ステージを降り、客席に移動していることが判明。客席の階段を上り、通路となる階段全てを巡り、マイク片手にトークを繰り広げる。この間、ステージ上では、VOHさんが、要さんのギターを下げて、中央に。「VOH、何俺のギター下げてるの?」と、要さんに言われる。要さんは、「今回のように、客席に来るのは初めて(今回で志度公演は6回目)。リハーサル中では、よく、客席に行っているんだけど。その結果、実はここがベストポジションなんですよね(このときには、そのベストポジションにいた要さん)。ここには、ピックが隠されてるんですよ。ラッキーですね」と、話す。その場所が、どの辺だったのか、見えないためよくわからない。ちょうど、センターの階段で、要さんが話をしていた時だけ、姿が見えた状態。後姿の要さんを、少しの間だけ観ることが出来た(要さんは、スタイルの均整がよくとれているなぁと、後姿を見て改めて思った)。要さんはVOHさんに、「いつまでそこにいるの?早く戻っておいで!」と言われる。

 

ステージに戻っても、話を続ける要さん。「いや〜気持ち良いよね。なんかこう、こういう環境に合う良い曲ないの?」と要さんが言うと、シャ乱Qの「ズルイ女」のイントロを奏でる、健ちゃん。場内爆笑。「大阪のパシフィックヘブンで、シャ乱Qが、ゲストで来てくれて、この曲やったんだよねぇ。でも、そうじゃなくてさぁ〜」と要さんが言うと、健ちゃんは、「夢伝説」のイントロを奏でる。「お!次は、この曲か!」と思っていると、「とお〜い♪」と要さんが歌うと、違う曲の歌詞を発し、再度場内爆笑。

 

 

◆ 各メンバーのお歌の披露

 

Goodtimes & Badtimes」のイントロがかかると、再び客席もノリ出す。

さて、いきなり響いてきたのが、「僕はピアノが好きなんだ」。去年も夏のイベントで披露した、健ちゃんの曲だ。ということは、今回もメンバーがメインボーカルの曲をやるのかな?と、心待ち。

 

「9月の海」のイントロがかかり、すぐに、「あ、きっと柿沼さんが歌うんだ」と思った私。ライブでしか聴けない、柿沼さんが歌うこの曲。背中に海をしょって、この曲を歌う気分はどんな感じなんだろう?

 

「さよならの足音」のイントロがかかり、要さんが声高らかに、VOHさんを紹介。前に出てきて、歌おうとするVOHさん。ところが演奏は、最後のフレーズを奏でて終了。「また今年も〜??歌わせてよ〜〜〜」と、VOHさん。気を取り直しての、再演奏。VOHさんが、声高らかに歌い出すと、演奏ストップ。それにもめげずに、歌うVOHさん。客席からも、手拍子がちらほら発生。「〜〜時が静かに〜♪」まで歌うと、「って、静かになってどうすんの??」と、VOHさん。3度目の演奏で、ようやくちゃんと歌わせてもらえた(笑)VOHさん。ファルセットボイスが、夕暮れ時の会場に、きれいに響き渡る。いつも思うが、VOHさんが、メインボーカルで歌う姿って、どうも、歌謡ショーっぽい(笑)。

 

寺田さんは何やるのかなぁと思っていると、「素敵なWink Cat」が始まる。「寺田さんのソロはなし?」と思いつつも、楽しむ。少しづつ、うす暗くなってきたような感じ。ステージの照明が、少しづつ、現れ出した。

 

 

◆ 香川県志度町音楽広場テアトロンと掛けて何と解く?

 

演奏後、要さんが軽快にトークを繰り広げる。ふとした時に、後ろを向いた要さん。「柿沼〜。何、海見てるんだよ〜〜」と、一言。「いや〜きれいだなぁと思って」と、柿沼さん。「そうじゃないだろう?俺らは海見に来たんじゃないんだからさぁ」と、緊張感が無いと思われる、柿沼さんに近づき一言。先ほどの、メンバーをフューチャリングした曲の話をすると、「そう言えば寺田さん、歌ってませんね。あとでリクエストしてくださいね。何でもやりますから」と、要さん。そう言えば、ここで曲紹介をしている時も、「さよならの足首」とタイトルを言われ、いじめにあっていた、VOHさん(笑)

 

お題を交えた、メンバー紹介が始まる。今回のお題は、「香川県志度町音楽広場テアトロンと掛けて何と解く?」。

 

トップバッターは、健ちゃん。「え?一番?」とちょっと驚いた感じで、声を出す健ちゃん。「香川県志度町音楽広場テアトロンとかけて…『ほうれん草の胡麻和えと解く』。その心は、『すり鉢が良いですね』。」と、回答。言われてみれば、すり鉢状の、会場だ。

 

2番手は、柿沼さん。「『風鈴と解く』。その心は、『どちらも夏の風物詩』」。もはや、スタレビのテアトロン公演は、夏には無くてはならない存在なのだろうか。初参加の私には、あまりそういう実感が無いが、良い例え。6回も行っていれば、やはり、12月23日の、横浜アリーナ公演のような存在になるのだろう。

 

3番手は、VOHさん。「『相撲の稽古の四股と解く』。その心は、『どちらも足腰が鍛えられます』」。そう、この会場は、階段が多く、まさに、足腰の鍛えられる場所。

 

4番手は、寺田さん。「『夏の怖い話と解く』。その心は、『カイダンが、あるでしょう』」。寺田さんの、シャレに場内に笑いが起きる。いや、まさか寺田さんがこう来るとは、予想外。ちなみに、怖い話は、「怪談」で、志度のほうは「階段」。

 

最後に、要さんが、昨日考えたと言う見本。「『おできと解く』。その心は、『ウミがたまに見えます』」。ちょっと汚い例え。最初見本として…と言っていた要さんだが、「笑いサンプルですね」と変える。ちなみに、おできの場合は、「膿」、志度の場合は、「海」。

 

 

お馬鹿ソング特集

 

「お馬鹿ソング特集」と名づけられたこのコーナー。スタレビの前身、「アレレのレ」時代の名残を受けた曲が登場するらしい。「こんな曲があったから、「追憶」が出来たり、「木蘭」が出来たりしたわけですね…って、違うか。」と、要さん。これから演奏する曲の詞を、順に朗読するらしい。朗読の時間になると、リチャードクレイダーマンの「渚のアデリーヌ」を、健ちゃんが奏でる。このBGMにのせて、クールな姿勢で始める要さん。「フラッパー不人気投票第1位の、この歌」と、「今年の夏こそは」の詞を、読み始める。「…意味不明な歌詞ですね」と、要さん。思わず笑わずにいられない。確かに、お馬鹿な歌詞。それをクールに読む要さんの姿勢が、可笑しさを倍増させる。「村長さんの娘」は、2番を朗読。スタッフからデビュー3年目で演奏禁止と言われた、「おらが鎮守の村祭り」も、同様に朗読(この曲のタイトルを聞いたとき、ずっと聴いてみたかったので、大喜びしてしまった)。そして、「本日のテーマは、夏の元気な贈り物ということで、『ダンス!ダンス!ダンス!』です。皆さんも頭のねじを、4、5本はずして、お馬鹿ソングをお楽しみください」と、最後までクールに淡々と、話しつづけた要さんだった。

 

柿沼さんの、魅惑のテナーボイスが聴ける、「今年の夏こそは」。演奏前に、台詞部分を柿沼さんが披露。「村長さんの娘」では、要さん、「あの娘の〜親父は〜島一番のトロピカルギャル〜♪」と、歌ってしまう。「おらが鎮守の村祭り」では、イントロ時にステージ両脇から、麦藁帽子をかぶった人が登場。メンバーに、麦藁帽子とタオルを渡し、メンバー着用。健ちゃんは、ショルダーキーボードを抱え、柿沼さんと共に、ステージ前方へでて、軽やかにステップを踏む。間奏時は、なんとVOHさんも、コンガを抱え、ステージ前方に。前に出ている4人は、楽器を大きく振りながら演奏。コンガを振る、VOHさんは凄い!と改めて関心。また、小道具を渡した、2名は演奏中、ステージ両脇で、踊っていた。

 

演奏後、「いや〜『村長さんの娘』歌詞間違えちゃったね。『あの娘の親父はトロピカルギャルって…』」と、要さん。わざと間違えたのか、どうなのか?とちょっと思ってしまう。歌詞をちょっと間違えると、よりいっそう意味不明ソング(笑)

 

 

◆ レコード大賞受賞のゲスト登場!

 

お馬鹿ソングのコーナーが終わると、日がどっぷり暮れてきた(19:40)。去年の、ガチャピンとムックに続くゲストがいるらしい。そのゲストは、レコード大賞受賞者とか。「その人の曲は、この曲です!」と、要さんが言うと、「大都会」のイントロが。「…無いですね、それは」と、要さん。こんなやり取りが何度か続く。演歌もあり、要さんのシャウト付き、「ズルイ女」もあり、場内を笑いに誘う。でもちょっと、引っ張り過ぎた感じもするけど。

 

ようやく本当の曲、「愛がとまらない」のイントロがかかり、相田翔子ちゃんが、歌いながら登場。2番に入ると要さんが、歌う。キーを変えずに歌える要さんは、やはり凄い。翔子ちゃんと、要さんの声が重なる。

 

演奏後、翔子ちゃんを紹介する要さん。本当は、振りつきで歌う予定だったらしいが、翔子ちゃん、振りを付けずに歌っていたため、要さんは、「ずーっと、いつやるんだろう?と思ってみてたのに」と言う。翔子ちゃんの話によると、「簡単な振りなのに、要さんに、何度教えても覚えてくれないんですよ」だそうだ(笑)。「『愛が止まらない』は、1988年の曲。その時『Stay my blue』だしてて、CMにも使われたのにぜんぜん売れてませんでしたね」と、要さん。この2人の会話は、これからもどんどん加速する。翔子ちゃんの、喋り好きと、見事なボケっぷりが、客席を笑いに誘う。大阪のパシフィックヘブンの後、打ち上げの席で、要さんは翔子ちゃんに、ひどいことを言ったらしく、「ごめんねぇ」と謝る要さん。はたまた翔子ちゃんは、「要さん、ワインは味わうものですよ」と言ったらしく、相当要さんはワインを水のように飲んでいたことが伺える。「翌朝、飲んだあとラーメン食ってないなぁと思って、ゲップしたら、ラーメン臭く、ラーメン食べたということに気づいた」という、要さん(ちなみに、要さんのラーメンに付き合ったのは、KANちゃんらしい)。などなど、さまざまなエピソード(?)を話していた。翔子ちゃんは、高校生のとき、アクティブに(ちなみに翔子ちゃん、ワイルダーと言っていたけど)ママチャリで、いろんなところを廻ったなども話していた。

 

意外に、長かったMCの後、「ナチュラル」。翔子ちゃん退場。

 

 

◆ GO!GO!TIME!!

 

翔子ちゃん退場後、来年の100曲ライブの話をする。また、志度への思いを話す要さん。初めて来た時に、是非またやりたいと思ってから、今年で6回目。志度への道順も覚えたなど、続ける要さん。本当に志度のこのテアトロンが好きなんだなぁ、思い入れがあるなぁと思わざるを得ない内容。また、昨晩は、今日の天気が心配でたまらなかった要さん。前日の予報では、降水確率70%。台風の影響も出るのでは?とも。あまりに、心配だった要さんは、VOHさんを、ステージの柱に、くくり付けたとか。そのかいあって(かどうかはわからないけど)、朝になったら40%。結局は、雨が降らなかった志度(台風の速度が遅くなったらしい)。夜空には、星が見えるというロケーションが待っていたのだ。

 

「GO!GO!TIME!!」と、要さんの声でスタート。今回のステージは、踊れる曲満載なので、いつものように、「待ってました!」という感じではないが、星空の下、踊る客席。やはり、客席にも照明があたる。こういう会場では、どんな風に客席が見えるのだろう?

 

Get Up My Soul」では、「wow wow〜」の所を、「みんなで!」と要さんが掛け声をし、ステージと客席とのやり取り。

 

Goin Back To 1981」では、「あせらずに〜」のフレーズ部分で、いつものように、1度演奏を止め、要さんの呼吸で、改めてここから始めるという事を、3度続ける。遠くて表情までは見えないが、なんだか本当に楽しそうな要さん。外の開放感と、星空の下で、いつも以上に響き渡る要さんの声。演奏後は、笑顔で(表情は見えないので、想像)、「皆楽しんでるかい?」と、弾んだ声の要さん。客席は、拍手と共に「イエ〜イ!!」と返答。

 

挨拶的なトークの後、本編ラストの、「今夜だけきっと」。最後のサビ前の間奏が、ピアノだけに。この時、メンバーが、ステージ前方に勢ぞろい。健ちゃんも集まったところで、ア・カペラで最後を締めくくる。思わず鳥肌が、生じてしまったア・カペラ。メンバーは、深くお辞儀をして、ステージを立ち去った。

 

 

◆ アンコール

 

アンコールは、衣装を替えて登場。赤いシャツ(遠めなので、赤のシャツとしかわからない)をまとったメンバー。それは、GSを彷彿させるものだった。これから連想するのは、「クレイジー・ラブ」だったので、アンコールはこれで幕開けか?と思っていると…、聞こえてきたのは、本当にGS。「おお!!なんておいしい!」と思いつつ、気分はさらにハイテンション。

 

「ブルー・シャトー」のユニゾンコーラスのきれいさ。と同時に、「もりとんかつ〜いずみにんにく〜♪」と、頭の中で歌っていた私。「マルチステージ!」という要さんの掛け声で、バラけるメンバー。健ちゃんは、ショルダーキーボードを下げ、VOHさんも前方へ出て、「バン・バン・バン」。「好きさ好きさ好きさ」は、何と寺田さんのボーカル。本編で、歌わなかった寺田さんは、アンコールで登場。しかも、GSと言うところが、なかなかの選択(笑)。これがあったから、GSをアンコールに持ってきたのだろうか?とにかく、「お前のすべて〜!」のシャウトで、客席もさらにヒートアップ。こんな寺田さん、めったに見られない。う〜ん。おいしい企画だ。「シーサイド・バウンド」の、「GO!GO!」の部分で、どれだけ多くのお客さんが、初めから拳を上げていたのだろう。あまりに最初から皆がそろっているので、思わず笑ってしまったが、実は、自分もその1人。とにかくステージのメンバーは、とても軽やかなステップを踏んでいた。この流れのままで、「クレイジー・ラブ」。ショルダーキーボードを下げている健ちゃんは、いつものような悩殺さは無かったものの、足をトントンやるやる姿は健在。柿沼さんも対抗しているのか?と思って、柿沼さんを見るが、私の位置の関係上、足元まで見えず。また、ラストのサビ部分前の間奏部で、ステージ後方から花火が上がる。「おお!!」と、大歓声の客席。花火が、場内を明るく照らした。

 

さて、このGS部分は、メドレー扱いになるのだろうか?私はメドレーと思わなかったので、セットリストもばらしたが、どうも人によっては、メドレーという見方もある。その実はよくわからないが、とりあえず私が感じたままの報告ということで…。

 

赤いシャツを脱ぎ、GSモードを転換。メンバーはシャツの下にも、洋服着用。要さんが、言葉に詰まりながら(と感じた。ちょっと感動しているような雰囲気だったけど)、トーク。「すべてがスタレビの空気になっている」と、要さんは今の状況を言葉にした。「夢伝説」に聴き入る客席。「Stars」のイントロを健ちゃんが奏でると、全ての、照明が消える。真っ暗の中で聞えてくるハーモニー。空には、いったん雲に隠れていた星が、いつの間にやら登場。見えないステージに、引き込まれていた客席。そんな雰囲気が、伝わっていた。歌が終わると、照明がつき、メンバーは、最後の挨拶を交わし、ステージを退場。拍手の嵐の客席。志度公演は、天候にも奇跡的にも恵まれ、大成功で幕を閉じた(21:20頃)。

 

終演後、急いで、臨時駐車場行きバスに向かう私達の目の前には、大きな花火が、何発もドーンと上がっていた。実は、宿の駐車場の関係上、演奏終了直後には、移動体制を整えていた私達。その為花火は、手に取れるくらいの距離で見ることが出来た。あんなに近くで見たのは、久しぶりだった。同じように帰りを急いでいる人達も、「あ〜!!」と、声を発し、各自の場所へ向かっていた。

 

 

◆ おわりに

 

初めて行った志度。位置的に、海とステージを一緒に見られるものではなかったが、良い会場だと思った。まあ、ちょっとした不満が生じたものの…それはおいておいて(決して演奏内容とかではなく)。演奏楽曲も、めずらしくバラードを思いきって外した内容。とても楽しめるもので、踊った。要さんは、本当に、志度が好きなんだなぁと実感。確かにリピートしたくなるのも、わかるような気がする。来年も行ける状況ならば、行きたいが、100曲ライブもあるし、難しいかもしれないな。

 

志度番外編